01 『お母さんはどう?』と、主語を変えてみる

『お父さんの調子は?』に続けて、『お母さんは最近、ゆっくりできている?』と聞いてみます。睡眠や食事、出かける時間、友人との連絡など、本人の一日が分かる話題から始めましょう。この場面は母と父が逆の場合にも当てはまります。家事や世話をする役割を、性別や今までの習慣だけで決めないことが大切です。

02 家の中の仕事を、一緒に書き出す

食事の支度、洗濯、買い物、病院の予約、書類の管理。『何か困っていない?』では思いつかなくても、仕事を一つずつ挙げると負担が見えてくることがあります。見える作業だけでなく、予定を覚えたり、次の手配をしたりする役割も含めます。一覧を作る目的は、誰が頑張っていないかを判定することではなく、代わりに頼める仕事を見つけることです。

03 話しやすい時間を、本人に聞く

二人がそろった場では、『大変だ』と言いづらいこともあるかもしれません。本人が希望すれば、散歩中や買い物の帰りなど、落ち着いて話せる時間を作ります。聞いた話をもう一人の親や兄弟姉妹に伝えるときは、どこまで共有してよいか確認しましょう。子どもが双方の気持ちを代わりに決めるのではなく、それぞれが話せることを大切にします。

04 一つだけ、任せられることを決める

『全部手伝うよ』より、『次の買い物を一緒に手配しようか』と具体的に提案します。本人が任せたいことと、家族が続けられる範囲の両方を確かめます。介護を含む負担の整理が難しいときは、担当のケアマネジャーがいれば相談し、相談先が分からなければ親の住む地域の地域包括支援センターへ相談してみましょう。